ボーダー・コリー
≪ボーダー・コリー≫
□原産国…イギリス
□沿革
先祖犬は8世紀後半~11世紀にかけてスカンジナビア半島を中心に発生したバイキングが、英国に持ち込んだトナカイ用の牧畜犬と言われています。
その後、ラフ・コリーの先祖犬や牧羊犬などと交雑して19世紀末頃にほぼ現在のタイプになっていたそうです。
「国境」「県境」の意味を持つボーダーという名前には、イングランドから見るとスコットランドは辺境であり『辺境の牧羊犬』と言う意味が込められています!
□特徴・性格
粘り強く、大変従順で重労働にも耐え得ります。
聡明で神経質でも攻撃的でもありませんが、注意深く責任感があるイケメンです(笑)
□しつけ
とてもアクティブなボーダー・コリーは全犬種と比べてトップクラスの知能を持っています。
プロからしても一番しつけが難しい犬種と言えます。
子犬の頃から褒めることとやめさせることの区別をしっかりと、一貫して教えてあげましょう!
特に動くものにとても反応しますので「待て」の号令で動くものを追いかけたい欲求を我慢させ、できた時には思い切り褒めてあげたりと、日々の遊びの中で良し悪しを教えながらコミュニケーションをとれると良いです!!
とても賢いがゆえに曖昧な指示にも反応しようと、いたずらをしてしまう…なんてこともありますので『指示は明確に!』
□なりやすい病気
■股関節形成不全
股関節の発育段階で形態的な異常が起こり、痛みによって歩きにくくなる病気です。
足を引きずる、フラフラする、腰を振りながら歩いたりしている場合は、早めに獣医様に見てもらいましょう。
■遺伝病
発症率は低いですが、様々な遺伝病が知られています。
発症すると3歳頃に亡くなてしまう「セロイドリポフスチン症」や、失明の原因の一つとされる「コリーアイ異常症」などの特有の遺伝病があります。
予防方法や発症後の治療法が見つかっておらず、遺伝病に苦しむ子を減らすためにも、飼い主様ひとりひとりが遺伝病を知ることが大事な一歩と言えますね!
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